兵庫県を拠点に“安全・衛生・快適”をコンセプトに、工事を安全かつ迅速に進めるための要となる『足場』を作って10年。人材が減っていると言われる鳶職の育成に心血を注ぎ、誠実なスタッフの確かな仕事で実績を築いてきた。温かな社風で育つ職人は、技術も人柄も高く評価されている。
佐藤弘道
まずは創業10周年、おめでとうございます。(※2015年現在)
菅森勝博
ありがとうございます。ずっとこの業界に携わってきましたが、サラリーマン時代に勤めていたこの兵庫営業所の独立を提案され、この10年順調に歩んでまいりました。
佐藤
同業者も多い中、競争に勝ち抜く“力”となっているものは、いったい何だったのでしょう。
菅森
当社の職人、優れた人材こそが、他社に負けない力になっていると言えます。業界全体を見ると高齢化で職人の数は減っていますが「技術をしっかり身に付けたい」と考える仕事に誠実な人材を選び、若手の育成に力を注いでいます。鳶職というと、少しやんちゃなイメージをもたれるかもしれませんが、当社では真面目で前向きな人物の選出と育成を重視しておりますので、そうした一般的なイメージとは異なる人材が揃っております。
佐藤
ガテン系の職種は、茶髪でやんちゃなイメージが定着しているようですが、そういった先入観を打ち破る、誠実で真面目な人材が会社を支えているのですね。
菅森
当社は大手住宅メーカーのリフォームなど、民間の工事に携わる仕事が多いため、お客様が直接スタッフの仕事を目にするわけです。そのため、優れた技術はもちろんですが、スタッフの見た目の印象や人柄というのも仕事をお請けする上で大切だと考えております。
佐藤
それにしても高い場所での作業は常に危険と隣り合わせですから、誰もができる仕事ではありませんよね。
菅森
今は人手不足で、外国人の力を借りなくてはならないという状況です。ただ人材不足の一方で、技術価値が高まっているのは事実です。近年、鳶職の仕事全般に関する国家資格も誕生したため、しっかり技術と知識を身に付ければ資格を得る事もできます。また災害があった際に、鳶職が援助に加わるための防災協定を結んだばかりです。鳶職は職人としての誇りをもち、そして社会貢献できる意義深い仕事だと言えるのではないでしょうか。
佐藤
東京オリンピックを控え、公共事業をはじめ工事が増えると予想されますから、さらに多くの人材が必要になるでしょう。
菅森
そうですね。地にしっかり足をつけながらも、そういったビッグプロジェクトにも加われたらと考えています。これまでの実績を足がかりに、今後は大阪などにも事業を拡大していきたいと思っています。この10年、いつも笑顔での対話や「ありがとう」の感謝の気持ちを心がけてきました。結果、本当にアットホームな会社になり、私も嬉しい限りです。
「安全」「品質」「快適」の3つのコンセプト
安全かつ効率的な作業環境をご提供します。